【NAREC推薦本】園の身近な生きものと出あう探検ブック! 小泉昭男(環境再生医)

当コーナーでは、環境再生医や自然環境復元協会員の著書や活動に役立つ書籍を推薦しています。

今回は、環境再生医上級 小泉昭男さんの新刊のご紹介です。

推薦いただきました下重先生のコメントもあわせてご紹介いたします。

著 者:小泉 昭男
ISBN:978-4-7803-0600-2 C0037
判 型:B5変型判
ページ数:136頁
発行年月日:2013年04月
価 格:定価(本体価格1,800円+税)

かもがわ出版のサイトで購入できます

【内容】(かもがわ出版サイトより転載)

園からよく散歩に行く場所を9つのエリア(公園、路地等)に分け、そこにいる虫や鳥等の特徴、生息場所、季節やエピソード等を紹介します。身近な生きもの を知ることで、子どもたちと共感してほしいという著者の思いからつくられています。図鑑ではなく、自らがオリジナルの地図をつくって子どもたちと一緒に楽 しめるように工夫されています。またチョウチョの分布図と食草なども紹介しています。保育士さん、親御さんにオススメです!

推薦【推薦者】 下重喜代(自然環境復元協会員)

【コメント】

幼い頃に自然の中で楽しく遊んだ経験がある人は、長じてどの分野に進もうとも自然を大切にする行動がとれるといわれている。しかし、日本中どこへ行っても虫取りをする子はおろか、外で遊んでいる子どもを見かけなくなって久しい。人類の歴史始まって以来、子どもはズーッと自然の中で泥んこになって身体と五感を駆使して遊びながら、豊かな感性や好奇心を育て、知恵もつけてきたというのに。これでは日本の未来が危ないと日頃から思っていた矢先、この本と出会った。

凶悪な事件が多くなった今、幼い子どもにとって自然の中に誘導してくれる大人の存在なくして外遊びは出来なくなっている。特に、こども達を散歩に連れ出すことの多い保育園や幼稚園の先生に本書を薦めたい。

いつも出かけるフィールドにはどんな生きものが棲息していそうか、見当がつく仕掛けになっているのが嬉しいし、公園、神社、雑木林等々の背景絵に、見つけた生きものを描きこんでいく使い方も出来る工夫もありがたい。

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