棚田の田植えに参加しました!
2024年5月18日(土)、NARECがオーナー会員となっている石部の棚田(静岡県賀茂郡松崎町)田植え祭りにレンジャーズプロジェクトの隊員6名と共に参加しました。
NARECの今年度の棚田の番号は81。6枚ほどの田んぼに田植えをしました。田植えそのものがはじめてという参加者もいらっしゃったので、現地の方に簡単に田植えの方法を教えていただきました。
赤い印に合わせて植えていきます。畔から30センチ未満には植えないようにします。
印の棒を30センチぐらいずつずらしながら、等間隔に植えていきます。ひとつひとつの田んぼは小さいので、慣れるとあっという間に植え終わることができました。
81番NAREC の田植えが終了したので、オーナーが欠席された棚田の分も少しお手伝いしました。
田植え後、棚田もちよりカフェ「いっぷく亭」においてコーヒーとクッキーをいただいて、休憩をしながら、現地の方や参加者の方とおしゃべりをしました。多くのコメ農家さんが、お米の価格が安すぎて、離農している現状などについても話題に出ました。
最後に田植えのご指導いをただいた方と一緒に記念撮影。たまたまそこにいらした写真家(藤井昭浩氏)の方に、撮影をお願いしました。本当にありがとうございました。
当日は、お天気に恵まれ、とても気持ちよく作業をすることができました。一方で、一部耕作放棄されたままの田んぼの跡地も目にしました。機械を入れることが難しい棚田において農業を営むことの厳しさも感じました。
石部の棚田では平成14年から棚田オーナー制度という仕組みを取り入れることにより、一般の人が棚田の耕作維持の大切な担い手になっています。
棚田には、お米を作るという役割だけでなく、美しい景観としての価値も担っています。
日本の原風景がいつまでも守られていく、サスティナブルな方法がいろいろと模索されていくといいなと感じました。
【報告】NAREC事務局 國師裕紀子