2023年度 インターンシップ終了しました!

公益財団法人 損保SOMPO環境財団のCSOラーニング制度を利用して当協会にてインターンシップとして活動してくれた田代瑠璃音さんに1年間を振り返っていただきました。

【自己紹介】
フェリス女学院大学に通いながら、自然環境復元協会にてインターンとして業務に携わりました。大学では国際関係の分野を学んでいます。大学1年生(2023年度)です。

【インターンを始めた理由・きっかけ】

以前から環境のボランティアに興味があったものの、忙しすぎてそのような活動に全く触れられなかったことに気づき、大学入学の新しい時期に環境に関われる何かを始められたらなと思ったのがきっかけでした。CSOラーニングという制度を大学の掲示板で見つけ、NPO欄をみていたとき、NARECをみつけました。その時、団体の案内に記載してあった「レンジャーズプロジェクト」にとても興味を持ちました。自分は忙しくてボランティアの時間が取れなかったし、やりたくても気軽に始められない。そんな私が抱えていた悩みを解決してくれる仕組みがあるのかと知った時、驚いたと同時にここに携われたらとわくわくしました。そこから、今回のインターンでは人と自然がどう共存して生きていけるのかというのをテーマにインターンをしました。

【初めてのインターンシップに対して、不安や心配はありましたか?】

やはり不安はありました。1年生ということもあって、大学生活もままならないままのスタートだったので、両立面や、社会に出ていくという面で自分は本当にやっていけるだろうかと感じていました。面接の際もスーツで、いかにも私より年上のインターン生という人が沢山いらっしゃったので、予測のつかないことも多く、心配になっていました。しかし、NARECの方々は温かく迎え入れて下さり、私のやりたいことや考えを親身に聞いて下さったので、その心配はすぐになくなりました。

【インターンシップの選考対策はしましたか?】

インターンを始める際に、自分がインターンを通してどのようなことを成し遂げたいのか、自分のどういう考えを表に出して活動したいのか、自分を固めることから始めました。CSOラーニングは自分で団体を選んで、選考という形でしたので、自分の決めた軸と一番あった団体さんを探し、HPをみたりしながら、団体の理念と自分の考えがどう共通しているのか、どこに興味をもったのかを明確にしていくなどの対策を行いました。

【インターンシップで担当した業務内容を教えてください】

・SNSの配信 ・ニュースレターの文面 ・HPの改善点のあぶり出し ・未来塾についての意見出し ・レンジャーズプロジェクトの参加 ・レンジャーズプロジェクトリーダー ・学生レンジャーズの企画、運営 ・リーダー研修会のビデオ視聴、感想 など

【1日の勤務スケジュールを教えてください】

〈レンジャーズ活動〉

 リーダー業務の時は、20分前には集合場所について、点呼をとります。その後は移動から、一日の流れ等指示をだすという業務です。写真撮影をしたり、現地の活動を隊員と一緒に取り組み、終了後、完了レポートの提出を行います。

〈オンライン業務〉

 作業開始報告をチャットにして、その日の作業を確認します。指示されているものをひたすらこなすという形で、なければ随時聞くという形です。オンラインでのコミュニケーションを通して今後の作業についてお話することもあるため、安心して作業に取り組めます。作業終了時間になったら、またチャットを入れて終了という形です。

【業務のやりがいを教えてください】

〈レンジャーズ活動〉

自然を観察したり、自然を思いながら作業をしたりすることを通して、自然に対して役に立っているという実感を持てる瞬間にやりがいを感じます。それ以外にも参加者や現地団体の方など色々な人と話して、意見交換などのコミュニケーションをとっている時もやりがいを感じます。

〈オンライン業務〉

自分が作成した投稿や文面をきっかけにNARECの活動に興味を持ったというお声をいただくととても嬉しいです。自分の中でも、1回1回の業務中で、成長する実感を感じられる瞬間があったので、やりがいに繋がりました。

【インターンで特に大変だった・キツかったエピソードはありますか?】

学生交流レンジャーズの企画と運営は想像以上に大変でした。企画決めから、自分の考えと試行錯誤する日々が続き、なかなか良いものが決まらず悩んだこともありました。ですが、NARECの事務局の方々からは、前例にとらわれず、自分のやりたいことをやって欲しいと言っていただいたので、思う存分悩むことができました。お陰様で、自分なりの企画になったかなと思っています。しかし、安心したのも束の間、人を集めるための宣伝や現地団体とのコミュニケーション、企画決めに時間がかかってしまった影響で時間が足りないと思いました。特に宣伝は時間の問題が大きく影響するので、痛かったです。

【インターンを始めて感じたギャップはありましたか?】

最初はとても身構えていました。というのも、自分はインターンというより、自分の好きなことを仕事にするってどんな感じなんだろうという好奇心からインターンに参加していたので、そこのギャップは面接から感じることがありました。

【インターンと大学との両立のコツはありますか?】

計画を事前にしっかり立てておくことです。1ヶ月前にはざっくり立てる。月末にスケジュールを記載することになっているので、インターンの入れたい日程を事前に決めて、そこに大学生活を合わせていく感じにしました。

【インターンを通じて感じたNARECの魅力を教えてください】

NAREC自体も、NARECで働いている方々も活動の幅が広いというところだと思います。NARECに携わっている方々が日頃多様な立場で社会に貢献しているので、多様な活動がNAREC内で行き届いているのだろうと実感しました。自分も一つのことではなく色々なことを掛け持ちしながらやっていきたいタイプなので、とても自分に合った環境だったと思います。

【インターンシップでの経験を踏まえて、今後の目標を教えてください】

自然保全活動は、引き続き継続したいと考えています。そのほかの場面で、今回学んだことや自分が考えたことを発信して、他の人に伝えて行けたらと考えています。何か自らアクションを起こすことを忘れずにこの経験を活かしていきたいです。

【将来の夢を教えてください。(インターン経験は踏まえなくてokです)】

日本語の先生

【インターンを検討している大学生に向けてメッセージをお願いします!】

NAREC事務局の方々はじめ、そこに関わっている皆さんは、温かく、自然と人間思いな方々ばかりです。ですので、自分の思いや、本当にやりたいことを伝えてコミュニケーションをとっていただければきっと有意義な活動になると思います。応援しております。