企業による『チャリティの循環』を体験(江東区民祭り)

2019年10月19日(土)〜20日(日)、東京都江東区の木場公園で開催された「江東区民祭り2019」にて、環境再生医認定校「拓殖大学」学生約30人にて、NECソリューションイノベータ株式会社(以下NECソリューション)様出店ブース運営に参加してまいりましたので報告いたします。

ブースでは2日間、NECソリューションさんが江東区の新木場駅前で運営されている「チャリティ・ハーブ・ガーデン」プロジェクトの活動意義を伝えるべく、NPO法人Green Worksさんのご指導の下、3つのミッション「①ハーブ石鹸作り教室、②ハーブグッズ販売、③東北復興支援グッズ販売(あんでねっと)」を行いました。

〈なぜ、ICT企業の会社がハーブ・ガーデンを?〉
NECソリューション本社のある新木場駅前のバスロータリーには、かつてはゴミがたくさん捨てられていたそうです。そんな状況を見たNECソリューションの社員さんが、「きれいな場所になればゴミを捨てないのでは?」と考えられ、ここから始めたのが、このチャリティ・ハーブ・ガーデン・プロジェクトです。
このプロジェクトでは、地域の方、NPO団体、企業社員が一体となって、ハーブを「植える→育てる→作る→販売する→寄付する」の『チャリティの循環』を生み出しています。
自然にも地域にも寄り添う素敵な『循環』の中で、今回は「販売する」部分のお手伝いをさせていただけたこと、とてもうれしく思います。

〈ハーブ石鹸の作り方は?〉
まず、石鹸の粉に「ラベンダーエキス」と、保湿効果のある「蜂蜜」、香り付けに「エッセンシャルオイル」を混ぜます。もちろんラベンダーエキスは、新木場のハーブで作ったものです(^^)。これらが混ざると、粘土のようにまとまります。
そして、ここからが本番!
その石鹸の粘土を手でコネながら、好きな形にしていきます。
星形、ハート形、猫…子供たちはもちろん、大人も思わず熱中して時間を忘れてしまう方も(^^)。
出来上がった石鹸は、そのまま大切にお持ち帰りいただき、お家で1週間位陰干しして、ハイ完成です。
ラベンダーの香りと子供たちの笑顔に包まれて、楽しい時間を過ごすことができました。

〈ハーブは老若男女を超える!〉
ハーブグッズ販売のお手伝いをしていて気が付いたこと。それは「老若男女を問わず、たくさんの人が興味関心を持ってくれる」ということです。
会場には他に地域の物産展、商店の出し物、射的やスーパーボールすくいなど、楽しい出店がたくさんありあました。しかし、どれにも負けず、私たちのハーブのブースには、いつも人がたくさん。それも子供からお年寄りまで、本当に多くの方々がハーブの香りに誘われ、「い〜香りだね」「癒されるわ〜」と足を止めていました。そして、ハーブ石鹸作り教室はなんと常に満席、席を追加しても追加しても間に合わず、残念ながらお断りせざるを得ないくらいの大人気でした。
老若男女を問わず、いろいろな方を瞬殺で笑顔にする「ハーブの力」を感じ続けた2日間でした。


< このミッションを通して学んだこと >
企業、NPO、学生が、それぞれの立場で関わり協力し合えた2日間でした。そして、特に印象的だったのは、NECソリューションの方々、そしてNPO法人Green Worksの方々が、私たち学生一人一人のことを、本当によく見ていてくれるということです。活動中、何かあると笑顔でねぎらいの言葉をかけてくださる、そんな温かい心遣いが、何度も疲れを癒してくれました。
このミッションを通して、私自身も「どのようなことをするにも、相手を尊重する気持ち・心遣いを忘れずにいたい」と思い、またそれを学べた貴重な2日間となりました。

ハーブを通して、企業の皆さん、NPOの皆さん、学生がONE TEAMになった空間に携わることができ幸せでした。ありがとうございました。

【報告】NARECインターン 石黒 燈