環境保全プログラム in 黎明橋公園　2024年9月

～ドキュサイン・ジャパン（企業研修）×イクシバ　～　

自然環境復元協会のレンジャーズプロジェクトは、都市の身近な自然を保全し、未来へつなぐことを目標に、地域の環境保全活動団体とボランティア希望者をつなぐプロジェクトです。

ボランティア希望者は個人参加の方が多いですが、企業や団体での参加希望も承っており、
その場合は、団体としてボランティア登録させていただいています。

企業におけるネイチャーポジティブ経営意識の高まりとともに、「企業研修もできるだけ環境を意識したものを取り入れたい」というご要望が増えてきていることに応え、企業と環境保全活動団体をつなぎ、一企業貸切で行ったレンジャーズプロジェクトをコーディネートしました。

今回は、4月にコーディネートさせていただいた、ドキュサイン・ジャパン様より、9月にも行いたいとご要望があり、2回目のボランティア活動を計画・実施させていただきました。

活動レポート

ドキュサイン・ジャパン株式会社様から2回目のボランティアを行いたいということで、実績のあるイクシバ！プロジェクト様にお願いすることにしました。

今年の猛暑の状況から9月も暑さが予想されたので、今回は、時間を1時間早めて9時開始とし、ドキュサイン・ジャパン株式会社（以下、ドキュサインさん）の社員、9名様が黎明橋公園に集まりました。
急なお申し出に関わらず、快くお引き受けしていただき、さらにスタッフの調整をしてくださった現地団体は、春と同じく、NPO法人育てる芝生　イクシバ！プロジェクト 代表　尾木和子さん（以下、イクシバさん）です。

今回の環境保全作業は、春にも行った雑草抜きに加え、芝刈り機を使った作業を行いました。

ドキュサインさんからの参加者の多くが、リピーターの方でしたので、現地団体スタッフと「また来てくださりありがとうございます」「前回楽しかったので、来ました」という会話を交わしながら、一段と親しみを増した空気感の中でスタートしました。

初めて参加の方もいらっしゃったので、一通り、イクシバさんの活動紹介をしていただいたのち、自己紹介をしました。

自己紹介の中で、「8月に入社したばかりなのですが、入社きっかけの一つに、4月のこの活動が紹介されていたことがありました。環境に良い活動をしているのがいいなと思いました」と話してくださる方がいらっしゃいました。このコメントには、イクシバさんもNARECも嬉しくなりました！

会社が環境保全に貢献しているということが、入社を決める要因の一つとなるようになっていくと、人手不足で悩んでいる多くの環境保全活動団体の力となっていくと思います。NARECのレンジャーズ活動が目指している【多様な人々をつなぎ、自然の守り手を育て、身近な自然を保全し、持続可能な社会の実現に寄与する】目標実現への大きな助けとなると思います。

自己紹介後、体操を行ったのち、今回は、2チームに分かれました。雑草抜きを先に行うチームと芝刈り機を先に行うチームとに分かれ、途中交代し、全員が両方経験できるようにしました。

雑草抜きの様子です。最初に少し道具の使い方や抜くべき雑草について指導してもらいましたが、ほとんどの方が2回目ということもあり、直ぐに作業開始となりました。抜き始めると、夢中になり、あっという間に作業が進みます。この日は、とても暑かったので、日陰を選んで作業したのですが、途中からテントを張って、その下でも作業するようにしました。細やかな心配りはさすがイクシバさんです。

芝刈りの様子です。最初に、芝刈り機の扱い方、注意点を指導してもらいました。簡単そうに見えて、最初は、なかなか進まなかったり、たまった芝を入れるケースを外せなかったりしましたが、直ぐに慣れ、どんどん作業が進みました。溜まった芝は、決まった場所に仮置きします。

作業が終わった後は、使った道具を洗い、片づけます。地味な作業ですが、次の作業時の際に、スムーズに行えるようにするため、重要な作業です。

刈った芝は、コンポストを用いて、土化しています。きちんと管理すると、虫たちのおかげでやがて土になります。無駄なく循環させているのが、イクシバさんのスゴイところ。

一通り作業が終了したら、テントを張って、その下で裸足になり、整えられた芝の気持ち良さを実感しました。

最後に、一人ひとり感想を述べました。

2回目の活動となりましたが、前回とは違った作業を経験することもでき、充実した活動となりました。

ご参加いただいた「ドキュサイン・ジャパン株式会社」の社員のみなさま、「NPO法人育てる芝生　イクシバ！プロジェクト」のみなさま、どうもありがとうございました。

レンジャーズプロジェクトは、活動を通じて、参加した人が、受入れ団体に加わることで、環境団体が持続的に活動を続けられるようにすることを目標としています。

人手に困る環境保全団体とボランティアを行いたい個人や企業・団体を結び、
次世代の自然の守り手を育てることで、身近な自然を保全し、持続可能な社会の実現に寄与していきます。

【報告】NAREC事務局　國師裕紀子