石部の棚田 収穫祭 2025

 5月に田植えをした棚田の稲刈りをするため、10月4日、石部の棚田 収穫祭に参加しました。レンジャーズ隊員として、田植えにも参加してくださった方など経験者が多く集まってくださり、 計7名で参加しました。
 当日の天気は小雨模様で、現場に向かう途中から雨が降り出しましたが、集合場所の旧三浦小学校グラウンドに到着する頃には小康状態になりました。受付後、担当の棚田に向かいましたが、棚田は急斜面。水田にたどり着く前から息が上がりました。

 今回の隊員の皆さんは経験者揃い(頼もしい!)。稲刈りは面白いように進みましたが、稲束を結束する作業はなかなか難しく、最初は束ねるのに苦労していましたが、隊員の中にとても上手な方がいらっしゃり、みなさんに指導してくれました。そのおかげで、無事終了することができました。刈った稲はハゼかけにつるして、すべての作業は終了となりました。皆さんの手際の良さには驚くばかりの労作でありました。

 時間が少し余ったので、最後に参加者の一人が荒縄作りを指導してくれました。皆さん上手に荒縄ができて大満足の稲刈りとなりました。

 

 石部の棚田では平成14年から棚田オーナー制度という仕組みを取り入れることにより、一般の人が棚田の耕作維持の大切な担い手になっています。
 棚田には、お米を作るという役割だけでなく、美しい景観としての価値も担っています。そして水害防止機能や生態系保全といった役割もあります。
 日本の原風景がいつまでも守られ、当たり前に美味しいお米が食べられる日常が続くことを心より祈っています。

【報告】環境保全委員会 委員長 水野 宗衛